【ご報告】11月18日(月)こども宅食あきふゆ便の個別対応が必要な方との面談をしました。支援品のお渡しをきっかけに、繋がり作りと継続的な寄り添い支援です。支援品をお渡しすること自体が目的ではありません。実は「話してみなければわからない」活動です。
子育て世代にとって普段なかなか「じっくり話す機会」はないのではないでしょうか。スーパーで立ち話、PTAで井戸端会議、仕事場でちょこっと話題、ママ友とLINE…?
いきなり行政の窓口行くかどうか迷う、出来れば自分でなんとかしたい、でもちょっと誰かに聞いてみたい、そんなところがあったら…いつでも気軽に頼れる場所が欲しい…「みんなどうしてるの?」…そんな思いを辿って始まった私たちの自主支援活動です。食事会や食品の配布はあくまでも会話のきっかけ作り。
逆に考えてみても、何もないところに人が集まってくることはありませんよね。街中に人だかりが出来ていたら「ああ、子育ての悩みを共有したり相談しあってるんだろうなぁ」とは思わないですよね。「何かあるの?特売?」なので、実際フードパントリー開催時はそのような空気感があります。食品ロス対策も兼ねていますので、ともすると「無料の特売」という雰囲気も否めません。
ただのバラ撒きにならないようにしっかりひとりひとり丁寧に説明をして手渡しし、参加者には記名をしてもらい「最近どう?」と個々に対話をし、地道に回を重ねて継続した繋がりを作り「話せて良かった」「おかげで助かりました」「ここへ来て元気になった」と確実に成果をあげていきます。
支援品を協力してくださる関係機関との連携では、活動内容のご理解をはじめ、訪問や面談で相互理解を重ね、定期的なものと不定期なものが入り乱れながら、都度都度やりとりを行っています。本当に実りある連携ですが対応先が増えるにつれ、ボランティアの範囲をとうに超えてしまっているのが令和の現状です。その内容は、受け入れ品の事情把握から仕分け・保管・配布・報告用の写真撮影とレポート作成・閲覧用SNS運用・実施完了報告や御礼・新規参入との打合せ…と延々と終わりのない世界になりました。
支援活動には膨大な作業と時間と労力を要するのです。
今回はこども家庭庁の支援策の取組みですが、スキームには現実との隔たりを目の当たりにしました。中間支援団体と報告相談を重ね枠の中で出来る限りの支援を子育て世帯へ届けています。必死です。
こどもだけではない、大人も色々大変だ。生きていれば大変な時があるから、みんなで助け合って生きていきたい。生きている間に!!そう感じています。